こんなに曲がったハンドルどう使うん? 疑問でした。
もっとフラットな方が楽に乗れるんじゃない? と思いました。真ん中付近の、平らな部分はチョットしかないのでそこを握って乗ると体が窮屈な感じ、ブラケット部分はというとやはり違和感があるしブレーキレバーも握りずらい、ハンドルが湾曲している下の部分なんかいつ使うの??って感じでした。 しかし、慣れるもんですね!諦めずに、週一ペースで10㎞~30㎞の距離をしばらく・・・二か月ぐらい続けました。毎回特に目的地や走行距離を決めず、風任せに方向だけ決めて走りだしてました。途中で嫌になったら引き返したりルート変更したりして、毎回時間や距離はバラバラ・・ですが取り合えず継続していたところ、少しずつ変化していったんです。 適応していくっていうんですか?違和感が少しづつ減って、自然と馴染んで来たんです。今迄、ドロップハンドルなんて握ったこともなかったんで、当たり前ですよね。 でも、走行距離を重ねていくにつれて、使いづらさみたいなのが消えてきました。個人的に思うのですが、ハンドルのブラケットを握る手の向き、腕の方向について思い当たるところを発見しました。 それは、小学校や中学校の体育の時間に整列して”まえならえ”をする時と同じだと思いました。 腕をまっすぐ前に出して手の平を縦にした形で前傾姿勢にしていくと、素直にブラケットを握れます、なるほど!そういう事かと実感しました。今まで、乗ってきた自転車はカタカナのコっていう字を左に90度回転させた様なハンドルでした(わかりづらくてすいません)ので、握る位置は手前になるので腕は曲がり、上半身が起きている状態になります、対してドロップハンドルのブラケットはハンドルの更に前に位置しているので、遠くなります。したがって、腕は伸びるし上半身は前傾します、これによって走行中の空気抵抗も軽減されるのではないでしょうか?更にドロップハンドルの下の部分を握ると、上体がもっと低くなり空気抵抗が減る、更に重心が下に移動する事によりスピードを上げた時に車体がより安定する。 そう考えると、ロードバイク特有のハンドル形状は、非常に理にかなっているんだなと思いました。 自転車の中でスポーツのカテゴリーに位置するロードバイクは、先人の知恵や工夫、経験が沢山つぎ込まれた乗り物だったんですね。
自分は、浅かった!!!!
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